設備塗装の頼み方|汚れや錆が気になってから、工事が終わるまでの流れ

設備塗装の頼み方 汚れ・錆が気になったら相談から工事後まで。錆の出た工場の盤と機械を、手袋をした手でスマートフォン撮影している様子

この記事の結論

設備の汚れや錆が気になってきたら、設備塗装はまず写真を撮って業者に相談するところから始めれば十分です。塗料の種類や設備の止め方は、最初から決めておく必要はなく、業者と話しながら決めていけます。見積りが届いたら比べる点をそろえ、工事が終わったら写真と測定の記録を受け取ります。この記事では、その流れを4つのステップに分けて、詳しい解説記事へ案内します。

「設備が汚れてきた」「錆が出てきたけれど、塗ったほうがいいのだろうか」「どこに、どう頼めばいいのか」。設備の塗り替えは、たいていこのくらいの気持ちから始まります。この記事では、相談してから工事が終わるまでの流れを4つのステップに分け、当サイトの設備塗装の記事をその順に並べました。気になるところから読んでください。

監修:株式会社ユーコー 代表取締役 沖 裕也(塗装歴25年)/運営:株式会社ユーコー(運営者情報)

  1. 汚れや錆が気になったら、写真を撮って相談する
  2. 相談では、置き場所・あと何年使うか・止められそうな時期を伝える
  3. 見積りが届いたら、同じ前提になっているかを見比べる
  4. 工事が終わったら、工程の写真と測定の記録を受け取る
目次

設備の汚れや錆が気になってきた。設備塗装はどう頼めばいい?

まずは、気になっている設備の写真を撮って、塗装業者に相談してみてください。設備の全体と、汚れや錆が目立つところの写真があれば十分です。

この時点で、どんな塗料を使うか、設備をいつ止めるかまで決めておく必要はありません。それは業者と話しながら決めていけばよいことです。塗り替えたほうがよいのか、まだ様子を見てよいのかも、写真を見てもらいながら相談すると判断しやすくなります。

相談するときは、何を伝えればいい?

相談のときに伝えておくと話が早いのは、次の3つです。分からないところは「分からない」と伝えれば大丈夫です。

  • 設備の置き場所の様子(屋内か屋外か、など)
  • あと何年くらい使う予定か
  • 設備を止められそうな時期(おおよそで構いません)

この3つが分かれば、どの塗料を何回塗るかは業者が提案できます。考え方は設備の塗装仕様の決め方で解説しています。

色や、水に触れる設備のことは、業者と相談しながら決めます。

設備塗装の見積りが届いたら、どこを比べればいい?

複数の業者から見積りを取ったら、金額だけでなく、次の3つが同じ前提になっているかを見比べます。この3つがそろっていれば、業者ごとの見積りを同じ条件で比べられます。

  • 今の塗膜や錆を、どこまで落とすか
  • 設備を何時間・何日止めるか(その場で塗るか、外して持ち出すかが変わります)
  • 塗装でいちばん守りたいことは何か(錆を防ぐ・熱に耐える・薬品や油に耐える・見分けやすくする)

詳しくは工場の設備・機械の塗装|見積り前に決めておく3つの判断軸で解説しています。

保証も、見積りといっしょに見ておきます。期間の長さだけで比べず、何が対象になるのか、どんな場合は対象外になるのかまで、書面でもらっておくと安心です(設備・機械の塗装の保証はどう決めるか)。

設備の止め方や、今の塗膜の扱いも、このタイミングで業者と相談します。

  • 止め方:工場を動かしたまま塗れるかどうかは、止める範囲や作業する時間帯、換気やにおいの対策で変わります(工場を止めずに塗装はできるのか)。
  • 今の塗膜:古い設備で今の塗膜を削ったり剥がしたりする場合は、鉛やPCB、石綿などが含まれていないかを工事の前に調べます。調べるには費用と日数がかかるので、設備を入れた時期や過去の塗り替えの記録があれば、業者に渡しておきます(既存塗膜の有害物調査)。

設備塗装の工事が終わったら、何を受け取ればいい?

塗装は、塗り終わると下地の処理や塗った厚みが見えなくなります。そのため、仕上がりの見た目だけでなく、工事中の記録を受け取っておきます。

  • 下地の処理の様子が分かる、工程ごとの写真
  • 塗った厚み(膜厚)を測った数値

付着の強さを確かめる試験をするか、見た目の合格ラインをどこに置くか、塗料が乾くまでの時間と設備を動かし始める時刻は、工事が始まる前に業者と話しておくと、引き渡しのときに迷いません。それぞれの確かめ方は設備・機械塗装の仕上がりを検収で確かめる方法で解説しています。

塗るものや工法が決まっているときに読む記事

塗りたいものや工法がもう決まっている場合は、次の記事も参考になります。

こんなとき記事要点
木目調にしたい木目調塗装はどこまで再現できるか工法は「描く・転写する・貼る」の3通り。本物らしく見えるかは見る距離と照明しだいで、屋内向けの仕様をそのまま屋外に使わないよう注意します
傷んだ建具・サッシ・什器を直すか替えるか迷っているリペア補修と交換はどちらを選ぶか部材の働き・止められる期間・同じ部材が手に入るか・仕上がりにどこまで求めるか、の4つで考えます
粉体塗装と液体塗装のどちらにするか迷っている粉体塗装と液体塗装は何が違うのか炉に入るか、熱に耐えられるかなどの条件で考えます。どちらの工法でも、下地の処理は省きません
焼付・粉体・ローラー塗装の違いを知りたい焼付塗料、ローラー塗装塗料、粉体塗料の違い使う場所・塗るもの・求める長持ちや見た目の3点で選びます

まとめ|設備塗装は、まず写真を撮って相談するところから

  • 汚れや錆が気になったら、まずは写真を撮って相談する
  • 相談では、置き場所・あと何年使うか・止められそうな時期を伝える(分からなければそのままで大丈夫)
  • 見積りは、落とす範囲・止める時間・塗装で守りたいことがそろっているかで比べ、保証は書面でもらう
  • 止め方や今の塗膜の扱いは、見積りのときに業者と相談する
  • 工事が終わったら、工程の写真と膜厚の数値を受け取る

設備・機械の塗装に関する記事は、設備・機械の塗装の記事一覧にまとめています。

設備塗装の頼み方についてよくある質問

何も決まっていなくても、設備塗装を業者に相談してよいですか?

はい、相談できます。設備の写真と、置き場所の様子、あと何年使う予定かが分かれば、業者が塗り方を提案できます。止められる時期は、分かる範囲で伝えれば十分です。

複数の業者の見積りは、どう比べればいいですか?

金額だけでなく、今の塗膜や錆をどこまで落とすか、設備をどれくらい止めるか、塗装で何をいちばん守りたいかが、各社で同じ前提になっているかを見ます。保証は期間の長さだけでなく、対象外になる条件まで見比べます。

古い設備を塗り替えるとき、気をつけることはありますか?

今の塗膜を削ったり剥がしたりする場合は、鉛やPCB、石綿などが含まれていないかを工事の前に調べます。調べるには費用と日数がかかるので、設備を入れた時期や過去の塗り替えの記録があれば業者に渡し、日程に余裕を持っておくと安心です。

工事が終わったら、何を受け取っておけばいいですか?

下地の処理の工程ごとの写真と、塗った厚み(膜厚)を測った数値です。付着の強さを確かめる試験をする場合は、方法と場所を工事の前に決めておきます。見た目は、合格のラインを決めたうえで立ち会って確認します。

設備・機械の塗装を実際に検討する場合

当サイトの運営会社である株式会社ユーコーでは、キュービクル・配電盤などのメンテナンス塗装、大型機械設備・貯水タンク・ろ過器などの新設塗装を行っています。仕様や止め方が決まっていない段階でも、設備の置き場所や状態をもとに相談ができます。

※リンク先は、当サイトの運営会社である株式会社ユーコーのサービスページです。塗装naviプラス自体では施工を行っておりません。

この記事の情報源

この記事は、当サイトの設備塗装の記事(本文と表で案内している12本)の要点を、相談から工事後までの流れの順にまとめたものです。新しい情報は加えていません。法令・規格・公的資料の出典は、それぞれの記事の末尾に記載しています。

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