外壁塗装の業者の選び方|相見積もりの比べ方と契約前の確認項目

机に置いた見積書と住宅の模型の写真に、文字「外壁塗装業者の選び方」「相見積もりの比べ方と契約前の確認」を入れたアイキャッチ

※塗装naviプラスは株式会社ユーコーが運営する情報サイトです。記事内でご紹介する「ユーコーペイント」は当社の住宅塗装事業です。塗装naviプラス自体では施工を行っておりません。

この記事の結論

外壁塗装の業者は、価格の安さより先に「見積書に工程と材料が具体的に書かれているか」「下地補修の範囲が明記されているか」「保証が書面で出るか」の3点で比べると選びやすくなります。相見積もりは2〜3社から同じ条件で取り、総額ではなく明細で比べます。訪問営業で契約を急かされた場合でも、訪問販売の契約は書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフができます。

外壁塗装は、工事が終わってしまうと塗った材料や塗り回数を外から確かめにくい工事です。そのため、どの業者に頼むかは、契約前の見積書と説明の中身で判断するしかありません。この記事では、外壁塗装の業者を選ぶときに確認する項目、相見積もりの比べ方、契約前に書面で確かめることを順にまとめます。

目次

外壁塗装の業者に見積もりを頼む前に決めておくこと

見積もりを頼む前に、塗る範囲・気になっている劣化の場所・次の塗り替えまでの目安年数の3つを決めておくと、各社の見積もりの条件がそろい、比べやすくなります。条件がばらばらのまま見積もりを取ると、金額の差が工事内容の差なのか、業者の差なのかが分からなくなります。

決めておくこと具体的な内容見積もりへの影響
塗る範囲外壁だけか、屋根や付帯部(軒天・破風・雨樋・鉄部など)も含めるか範囲が違うと総額が比べられない
劣化の場所ひび割れ、塗膜のはがれ、チョーキング(触ると白い粉が付く状態)、目地シーリングの割れが出ている面下地補修の量と方法が変わる
目安年数次の塗り替えまで何年くらいもたせたいか提案される塗料の種類(グレード)が変わる

塗り替えの時期かどうかの見分け方は「塗装が必要な時期とそのサインを見逃さない方法」で解説しています。

外壁塗装の業者の選び方|確認する5つの項目

外壁塗装の業者は、施工実績・建設業許可・現地調査・見積書の明細・保証の5項目で確認します。どれも契約前に見積書や書面、業者への質問で確かめられる項目です。

住宅の外壁に出た細いひび割れを指さして確認する手元。外壁塗装の見積もり前に行う現地調査の様子
現地調査で劣化の場所と補修方法を説明してくれるかは、業者を選ぶ目安になります(イメージ)
確認する項目確かめ方注意したい点
施工実績施工事例で、建物の状態・施工期間・塗装箇所・使った塗料が分かるかを見る完成写真だけでなく、下地補修など途中の工程が載っているか
建設業許可許可の有無と許可番号を聞き、国土交通省の検索システムで確認する請負金額500万円未満の工事は許可がなくても請け負える。許可がないこと自体は違法ではない
現地調査外壁を実際に見て、劣化の場所と補修の方法を説明してくれるか建物を見ずに金額だけ出す見積もりは、下地補修の内容が決まっていない
見積書の明細工程ごとに材料名・塗り回数・数量(㎡・m・箇所)が書かれているか「一式」が多い見積書は、他社と比べられない
保証保証の期間と対象範囲が書面で出るか口頭だけの保証は、不具合が出たときに範囲でもめやすい

建設業許可は「500万円」が区切りになる

建設業法では、建築一式工事以外の工事で1件の請負代金が500万円未満のものは「軽微な建設工事」とされ、建設業の許可がなくても請け負えます(建設業法施行令第1条の2)。戸建ての外壁塗装はこの範囲に収まることも多いため、許可の有無だけで業者の良し悪しは判断できません。許可を持っている業者であれば、許可番号を国土交通省の「建設業者・宅建業者等企業情報検索システム」で確認できます。

外壁塗装の相見積もりの比べ方|価格より先に見る3つの順番

相見積もりは、2〜3社から同じ条件で取り、総額ではなく「工程」「下地補修」「施工中の記録」の順に明細を比べます。総額が安い見積もりは、下地補修や塗り回数が削られていることがあるため、金額は最後に比べます。

机に3社分の見積書を並べ、蛍光ペンで印を付けて項目を比べている様子。外壁塗装の相見積もりの比較
相見積もりは総額ではなく、工程・下地補修・記録の順に明細を比べます(イメージ)
比べる順番見積書で確認すること弱い書き方の例
① 工程高圧洗浄の内容、下塗り・中塗り・上塗りの材料名と回数、付帯部(雨樋・破風・軒天・鉄部など)の範囲「洗浄一式」「塗装一式」、材料名や回数の記載がない
② 下地補修ひび割れ補修をするかどうか、シーリングは打ち替えか増し打ちか、その長さ(m)、鉄部のケレン(さび落とし)と錆止め「下地調整一式」だけで、対象の場所と方法が書かれていない
③ 施工中の記録工程ごとの写真を提出してもらえるか、誰がどの頻度で現場を確認するか、近隣へのあいさつ・養生・清掃記録や報告についての記載がない

次のような点が多いほど、見積もりの中身を確かめにくくなります。

  • 「一式」が多く、内訳と数量が分からない
  • 塗料の材料名(メーカー名・製品名)や塗り回数が書かれていない
  • 下地補修やシーリングの扱いがあいまい
  • 保証の内容が口頭の説明だけ

業者にそのまま聞ける質問

見積書で分からない点は、次のように聞くと各社の答えを並べて比べられます。

  1. 「一式」となっている項目の内訳と数量(㎡・m・箇所)を教えてください
  2. 下塗り・中塗り・上塗りの材料名(メーカー名と製品名)と回数を教えてください
  3. 下地補修はどの場所を、どの方法で行いますか
  4. 工程ごとの写真はいただけますか
  5. 保証の期間と対象は、書面でいただけますか

塗料の種類ごとの特徴は「シリコン塗料」「フッ素塗料」の記事で解説しています。

訪問営業で外壁塗装の契約を急かされたとき

突然訪ねてきた業者と自宅で外壁塗装の契約をした場合、その契約は特定商取引法の「訪問販売」にあたり、契約書面などを受け取った日から8日以内であれば、書面または電磁的記録でクーリング・オフ(無条件の契約解除)ができます(特定商取引法第9条)。「今日決めれば安くする」「このままでは雨漏りする」と契約を急がされても、その場で決める必要はありません。

  • その場で契約せず、見積書だけ受け取って他社と比べる
  • 屋根に上がっての「無料点検」は、写真が本当に自宅のものか確認できないため、立ち会えない場所の点検は慎重に判断する
  • 契約してしまった場合は、受け取った書面の日付を確認し、早めに消費生活センター(消費者ホットライン188)に相談する

外壁塗装の契約前に書面で確認すること

契約前には、工事の範囲・材料と回数・工期・支払い条件・追加費用の扱い・保証の6点が、契約書か添付の見積書に書かれているかを確認します。口頭で聞いた内容は、書面に書き加えてもらうと、工事中や工事後の行き違いを防げます。

白いテーブルに置かれた契約書と保証書、万年筆。外壁塗装の契約前に書面の内容を確認する場面
工事の範囲・材料と回数・保証は、契約前に書面で確認します(イメージ)
確認する項目書面に書かれているべき内容
工事の範囲塗る面と付帯部、塗らない部分
材料と回数各工程の材料名と塗り回数(見積書と同じ内容か)
工期着工日と完了予定日、雨天で延びた場合の扱い
支払い条件支払いの時期と金額の割合(着手金・完了時など)
追加費用工事中に補修箇所が見つかったとき、どう説明し、どう合意して進めるか
保証保証の期間と対象(塗膜のはがれなど)、保証書が出るか

外壁塗装の見積もりに迷ったときの相談先

見積書の内容や金額が妥当か判断できないときは、国土交通大臣が指定する公益財団法人 住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住まいるダイヤル」(0570-016-100)で、リフォームの見積書について無料で相談できます。不明瞭な項目や二重計上がないか、金額が特に高額でないか、工事途中の追加費用などについて相談できる窓口です。

施工期間・塗装箇所・費用を見比べる材料に

大阪府大東市・守口市・門真市を中心に住宅の外壁塗装・屋根塗装を手がけるユーコーペイントでは、施工事例ごとに施工期間・塗装箇所・費用と、現地調査で分かったことを公開しています。見積もりを比べるときの参考としてご覧ください。

※塗装naviプラスは株式会社ユーコーが運営する情報サイトです。ユーコーペイントは当社の住宅塗装事業です。塗装naviプラス自体では施工を行っておりません。

外壁塗装の業者選びについてよくある質問

外壁塗装の相見積もりは何社から取ればよいですか?

2〜3社が比べやすい数です。社数を増やすより、塗る範囲・劣化の場所・目安年数の条件をそろえて依頼するほうが、明細の違いが分かりやすくなります。

見積書の「一式」は悪い書き方ですか?

足場や養生など、一式で書かれることが多い項目もあります。ただし塗装や下地補修が一式だけだと、材料名・回数・数量が分からず他社と比べられません。内訳と数量を聞いて、書面に書いてもらうと比べやすくなります。

建設業許可がない塗装業者に頼んでも大丈夫ですか?

建設業法では、1件の請負代金が500万円未満の工事(建築一式工事以外)は許可がなくても請け負えます。許可の有無だけで判断せず、施工事例・見積書の明細・保証の書面で比べてください。

訪問営業で契約した外壁塗装は取り消せますか?

自宅への訪問で契約した場合は特定商取引法の訪問販売にあたり、契約書面などを受け取った日から8日以内であればクーリング・オフができます。期間や手続きに迷うときは、消費者ホットライン188に相談してください。

見積もりの金額が妥当か、どこで確認できますか?

住宅リフォーム・紛争処理支援センターの「住まいるダイヤル」(0570-016-100)で、リフォームの見積書について無料で相談できます。

監修:沖 裕也(株式会社ユーコー 代表取締役/塗装歴25年)
運営:株式会社ユーコー(塗装naviプラス) 運営者情報

出典:
・建設業法施行令 第1条の2(e-Gov法令検索)
・特定商取引に関する法律 第9条(e-Gov法令検索)
・国土交通省「リフォーム見積相談制度」

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